兼箇段村
かにかだんむら
[現在地名]具志川市兼箇段
安慶名村の西に位置し、西は美里間切登川村(現沖縄市)、南は喜屋武村・高江洲村。北に標高八三メートルの兼箇段グスクがある。絵図郷村帳では「かねかだん村」とみえ、琉球国高究帳では高頭一一八石余、うち田九二石余・畠二五石余。なお「琉球国由来記」には「兼个段村」「兼ケ段村」と記され、「中山伝信録」では「兼嘉段」とみえる。「琉球国由来記」ではカナ森、殿(里主所)の拝所が記され、上江洲ノロが管轄していた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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