内匠遺跡(読み)たくみいせき

日本歴史地名大系 「内匠遺跡」の解説

内匠遺跡
たくみいせき

[現在地名]富岡市内匠

かぶら川右岸の下位段丘の標高一七〇メートルの緩傾斜地に位置する。遺跡は住宅団地造成に伴う事前調査で発見されたもので、広がりは東西三〇〇メートル、南北一〇〇メートルと推定される。このうち一〇〇〇平方メートルの範囲が調査され、二七軒の住居と土壙を検出した。時代的には古墳時代後期初頭から平安時代に及ぶ時期のもので、良好な遺構遺物が検出された。例えば一五号住居跡は焼失家屋であり、竈付近を中心に甕三、小型甕三、甑二、坏一八、鉢一、一、手捏ね土器一点が出土、おそらく、当時の生活に使用された日常什器すべてを示すと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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