日本歴史地名大系 「内曲輪」の解説 内曲輪うちくるわ 滋賀県:彦根市彦根城下内曲輪[現在地名]彦根市金亀町天守閣のある第一郭の外側、第二郭に相当し、内堀とそれをめぐる大路で隔てられ、第三郭とは石垣・土塁・中堀で区切られる。老中はじめ有力家臣の居住地で、藩主の別邸槻(けやき)御殿や作事小屋が置かれ、「猥に他所の者出入堅停止可仕候事」とされた(元禄五年「御法度書覚」中村文書)。中堀には佐和(さわ)口・京橋(きようばし)口・舟町(ふなまち)口・長橋(ながはし)口(開かず口)が設けられ、堀は北方で合し松原(まつばら)内湖に通じる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by