内堀(読み)ウチボリ

精選版 日本国語大辞典 「内堀」の意味・読み・例文・類語

うち‐ぼり【内堀・内壕・内濠】

  1. 〘 名詞 〙 城の内部にある堀。ないごう。また、城の周囲に二重に巡らしてある堀の、内側の堀。⇔外堀(そとぼり)
    1. [初出の実例]「櫓舁げ楯密く挙げ、外堀内堀掘り廻」(出典:応仁記(15C後)一)

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日本歴史地名大系 「内堀」の解説

内堀
うちぼり

[現在地名]桑名市内堀

三之丸さんのまる吉之丸よしのまるの南にある一画で上級藩士の屋敷地。四囲とも堀に囲まれている。中央より西は東西三条、東は南北三条に分れている。江戸時代以前は堀子ほりこ村の一部であったが、「慶長自記」(「桑名市史」補篇所収)に慶長六年(一六〇一)「六月十八日普請始リヱミドホリコノ舟入ホラレ候」とあり、この時に堀によって二分され、当町は堀の内側にあるため内堀と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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