内海中村(読み)うつみなかむら

日本歴史地名大系 「内海中村」の解説

内海中村
うつみなかむら

[現在地名]鳥取市内海中

内海村の南にある。村名は内海谷の中ほどに位置することによると考えられる。中村とも称された(「因幡志」など)。内海村と同様、慶長一〇年(一六〇五)頃には気多けた郡に属していたと考えられ、その後高草郡へ編入された。正保年間(一六四四―四八)のものと推定される因幡国絵図(県立博物館蔵)では高草郡となっている。拝領高は二六三石余。寛保二年(一七四二)の高草郡村々下札帳写(賀露神社文書)によると生高三一三石余、本免六ツ、藪運上銀四匁五分を課されていた。唯氏の給地があった(給人所付帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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