内生率(読み)ないせいりつ(その他表記)in-house production ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内生率」の意味・わかりやすい解説

内生率
ないせいりつ
in-house production ratio

製造業メーカーが自社内で部品類を生産する割合自動車のように部品点数の多い産業の場合を日米間で比較すると,アメリカの内生率がかなり高い。日本は下請け企業を組織してメーカーと部品メーカーとが長期的・継続的な取引関係を維持しているからである。アメリカでは特定の部品メーカーと長期的な関係をつくることはないので,重要な部品については自社内で製造する傾向が強い。日米摩擦の過程ではこうした日本企業の行動が,参入障壁として作用しているという指摘もあった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む