内田百【けん】(読み)うちだひゃっけん

百科事典マイペディア 「内田百【けん】」の意味・わかりやすい解説

内田百【けん】【うちだひゃっけん】

随筆家小説家。本名栄造。別号百鬼園。岡山市生れ。東大独文科卒。夏目漱石に師事し,1922年短編集《冥途》を刊行,《阿房列車》その他多くの小説集がある。また《百鬼園随筆》(1933年)など独特のユーモア風刺に富む随筆を書く。随筆,小説ともその散文は他に類例がなく,日本近代文学の中で特異な位置を占めている。
→関連項目鈴木清順谷中安規

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む