内神城跡(読み)うちがみじようあと

日本歴史地名大系 「内神城跡」の解説

内神城跡
うちがみじようあと

[現在地名]三田市中内神 蛇谷

内神川が形成する谷間の中ほど、中内神の丘陵上に築かれた中世の城跡。基本的には方形館に近い。城主は堀江氏と推定されている。当地は中世の内上うちかみ庄のうち。堀江氏は文明五年(一四七三)二月二七日の内上堀江雅久油田作職請文(清水寺文書)に「内上堀江雅久」とみえ、内上に居住していた。堀江氏は「蔭涼軒日録」長享三年(一四八九)五月七日条や延徳三年(一四九一)正月二三日条などに有馬氏の有力被官としてみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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