内部化論(読み)ないぶかろん

百科事典マイペディア 「内部化論」の意味・わかりやすい解説

内部化論【ないぶかろん】

経済学用語。一般には,市場での取引を通じて資源の効率的な配分が達成される,と考えられているが,何らかの事情で市場のメカニズムが有効に機能しない場合には,市場での取引は非効率で割高になる(取引コスト発生)。その際には,企業は取引を企業組織内に取り込むことによって(内部化),より効率性を増すことができる。こうした取引コストの概念を用いながら,企業規模拡大多角化を説明しようとするのが,内部化(理)論である。企業の多国籍化を説明する有力な理論の一つでもあった。

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