内面形式(読み)ないめんけいしき(その他表記)innere Form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内面形式」の意味・わかりやすい解説

内面形式
ないめんけいしき
innere Form

プロチノスおよびシャフツベリー,さらにヘルダー,ゲーテなどドイツ・ロマン派において重視された概念。また現代の文芸学においても,E.エルマチンガーや O.ワルツェルらによって取上げられている。プロチノスのいう「内面形式 endon eidos」とは,外的な感性界の形を美しいと判断するための規準として,魂の内にある形を意味する。またシャフツベリーは一定の存在が外的形として美たりうるためには,その存在の本質を示す内面形式が完全であるべきであると説く。ドイツ・ロマン派は芸術創造に関して,根源的形成原理として作家の精神の内に有機的に生成される内的形象としてこの概念をとらえた。

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