けい‐しょう ‥シャウ【形象】
〘名〙
① 物の表に現われている形。また、具体的な形をとった
物事。
※本朝文粋(1060頃)一・視雲知隠賦〈
大江以言〉「出有
二形象
一、以欲
レ表
二其英霊
一」
※各人心宮内の
秘宮(1892)〈
北村透谷〉「この
太虚こそ
真理の形象
(ケイショウ)なりと認むる如き」 〔
杜甫‐寄董卿嘉栄詩〕
② (Bild の
訳語)
感覚でとらえたものや
心中の
観念などを
芸術家がある表現手段によって具象化すること。また、その表わされるもとのものや作品として表わされたもの。その表現
形式をもいう。形質。
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デジタル大辞泉
「形象」の意味・読み・例文・類語
けい‐しょう〔‐シヤウ〕【形象】
1 表に現れているかたち。姿。形態。
2 感覚でとらえたものや心に浮かぶ観念などを具象化すること。イメージ。
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普及版 字通
「形象」の読み・字形・画数・意味
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形象
けいしょう
species; image
スコラ哲学用語。詳しくは species impressaと species expressaに分けられ,前者は精神がその外から受動的に受取る感覚的要素から抽象された事物の像であり,後者はこれを契機として精神が能動的に生み出す像,つまり概念で,これによって精神は現実に対象と一致するとされる。芸術では,物体,色,音などの素材のうちに現実化される芸術家の創造の所産をさす。
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