円池村(読み)つぶらいけむら

日本歴史地名大系 「円池村」の解説

円池村
つぶらいけむら

[現在地名]大門町円池

布目沢ぬのめざわ村の東、和田わだ川右岸に位置し、村名は同川の入江によって生じた池の名に由来するとされる。天正一一年(一五八三)八月二〇日佐々成政が家臣の槻尾甚助に与えた知行方目録(水越家文書)に「百拾七俵之所 中郡津ふりいけ分」とある。正保郷帳では高一九八石余、田方一二町二反余・畑方一町。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高二二三石、免五ツ(三箇国高物成帳)。その後享保八年(一七二三)に二石五斗、安永七年(一七七八)に五石の手上高が加えられて天明六年(一七八六)の草高二二四石余、散小物成は唐網役二匁(「高免等書上帳」折橋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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