日本歴史地名大系 「円福院」の解説 円福院えんぷくいん 新潟県:南蒲原郡田上町田上村円福院[現在地名]田上町田上 山田田上の山田(やまだ)集落の東端にある。雲井山と号し、本尊金剛界大日如来。元禄一〇年(一六九七)の御領分諸寺院開基其他(新発田市立図書館蔵)は、天長七年(八三〇)弘法大師諸国行脚の時、音阿薬師と当寺を建立したとの伝えを掲げてその古跡とし、中絶後、住僧光応が永禄五年(一五六二)に入山。以来、当時まで六代一三六年とある。古くは音阿山龍見(りゆうけん)寺ともよばれ、護摩堂(ごまどう)山麓七二坊の一つであったとする寺伝もある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by