田上町(読み)たがみまち

日本歴史地名大系 「田上町」の解説

田上町
たがみまち

面積:三一・五四平方キロ

南蒲原郡の最北部に位置し、東は新津丘陵により五泉市・中蒲原郡村松むらまつ町と接し、西は信濃川を隔て白根しろね市、北は中蒲原郡小須戸こすど町、南は加茂市と接する。町域の中心部を南北に国鉄信越本線が走り、これとほぼ並行して国道四〇三号が貫く。当町域は近世に入ると新発田藩領となり、加茂組に組織された。塚野つかの新田などを除き、大半の村は寛政元年(一七八九)幕府領となり、弘化四年(一八四七)桑名藩預地となり、明治維新を迎える。加茂川右岸沿いの坂田さかた村などは上条じようじよう(現加茂市)千苅せんがりの川口樋と字とどろきの轟樋から加茂川の水を取水する五ヶ村用水樋組に属し、町域中央部の田上村・羽生田はにゆうだ村などは九ヶ村組合を結び、その排水用水門が曾根そね新田・後藤ごとう新田の信濃川堤に敷設されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田上町」の意味・わかりやすい解説

田上〔町〕
たがみ

新潟県中部,新潟平野の中央にある町。 1973年町制。穀倉地帯にあり,かつての大地主の田巻邸が現存。米,モモ,ウメなどを産する。湯田上温泉があり,ツナギガヤ自生地および了玄庵のツナギガヤはともに天然記念物。 JR信越本線,国道 403号線が通る。面積 31.71km2人口 1万1227(2020)。

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