円能寺村(読み)えんのうじむら

日本歴史地名大系 「円能寺村」の解説

円能寺村
えんのうじむら

[現在地名]酒田市円能寺

古青渡ふるあおど村の北にある。円能寺経塚えんのうじきようづか遺跡からは須恵器経甕が出土し、鎌倉時代のものとされている。永正五年(一五〇八)信州松代まつしろ(現長野市)城主の子土門藤治信高が、乱を避けてこの地に居住し開村したと伝える。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高四四石余。寛永元年庄内高辻帳によると高八五石余。享和三年(一八〇三)の家数一四・人数六七(「村数家数人高控帳」斎藤文書)庄内要覧では免四ツ四分、家数一六。明治八年(一八七五)の戸数一七、うち家持一六、農業一六、人数一〇〇(「戸籍帳」旧北平田村役場文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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