冠り止め(読み)かぶりとどめ

精選版 日本国語大辞典 「冠り止め」の意味・読み・例文・類語

かぶり‐とどめ【冠止・冠留】

  1. 〘 名詞 〙 冠が脱げないように固定する具。冠の巾子(こじ)額際の所に鯨の鬚(ひげ)水牛の針などを入れ、髪にさして冠を留めるもの。
    1. [初出の実例]「近代となりてこはきもののうへに、猶こはき物をきかためて、こしあて、かぶりとどめ、ゑぼしとどめなど申て」(出典:大槐秘抄(1162頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む