冠り止め(読み)かぶりとどめ

精選版 日本国語大辞典 「冠り止め」の意味・読み・例文・類語

かぶり‐とどめ【冠止・冠留】

  1. 〘 名詞 〙 冠が脱げないように固定する具。冠の巾子(こじ)額際の所に鯨の鬚(ひげ)水牛の針などを入れ、髪にさして冠を留めるもの。
    1. [初出の実例]「近代となりてこはきもののうへに、猶こはき物をきかためて、こしあて、かぶりとどめ、ゑぼしとどめなど申て」(出典:大槐秘抄(1162頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大山のぶ代

1936- 昭和後期-平成時代の女優,声優。昭和11年10月16日生まれ。昭和32年俳優座養成所をでて,テレビ界にはいる。NHKの「ブーフーウー」で声優としてみとめられ,54年テレビアニメ「ドラえもん...

大山のぶ代の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android