きもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「きもの」の意味・わかりやすい解説

きもの

広義には衣服の総称。狭義には和服,とりわけ小袖形式の長着をさす。小袖形式の和服は,飛鳥・奈良時代に移入された唐風の衣服様式を,平安時代中期以後にいったん和風化し,さらに鎌倉・室町時代の衣服の簡略化の過程においてその原型が成立し,桃山から江戸時代にいたって,庶民服として一般化したもの。裁断や形式は極限にまで単純化され,固定的なところから,流行の変化は概して図柄や色彩,袖の大小,帯幅などに集約されるのが特徴で,今日的晴れ着の様式の基本は,ほぼ江戸時代中期に確立した。 1890年頃になって国際的となり,キモノ,キモノスリーブなどの語を生んだが,第2次世界大戦後の洋装の一般化に伴って,日常生活での和服の着用は減少の一途をたどり,ゆかたや晴れ着の範囲にとどまるようになった。

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