冥加無し(読み)ミョウガナシ

デジタル大辞泉 「冥加無し」の意味・読み・例文・類語

冥加みょうが・し

神仏冥加を受けられない。神仏に見放されている。
「兄に向かって弓引かん事、―・きにあらずや」〈古活字本保元・中〉
《「冥加なり」を強めた言い方として》冥加に余るさま。かたじけない。もったいない。
「さやうに―・き事、何とてか申すぞ」〈伽・文正

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android