冬めく(読み)フユメク

デジタル大辞泉 「冬めく」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐め・く【冬めく】

[動カ五(四)]冬らしくなる。「夜風が―・く」 冬》「口に袖あてゝゆく人―・けり/虚子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冬めく」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐め・く【冬めく】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「めく」は接尾語 ) 冬の気候らしくなる。いかにも冬らしい様子になる。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「夜になりてはげしうふきいづる風の気色またふゆめきていとさむげに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)早蕨)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android