冷湧水帯(読み)れいゆうすいたい

最新 地学事典 「冷湧水帯」の解説

れいゆうすいたい
冷湧水帯

cold seep

海底下の流体が海底に湧出する場。海底熱水とは異なり,火成活動に依存しない。ときにメタン湧水と呼称され,還元的な成分に富み,周囲に微生物マットや化学合成生物群集が発達する。1983年にメキシコ湾深海で発見され,日本近海でも相模湾初島沖のシロウリガイコロニーなど多くの報告がある。プレート脱水断層運動に伴う圧力変化,ガスハイドレート崩壊,陸上地下水の湧出,地下で十分に冷却された熱水など,多様な起源が議論されている。湧水起源場の温度圧力条件は,湧水の同位体組成などを指標に推定できる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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