デジタル大辞泉 「出し遅れる」の意味・読み・例文・類語 だし‐おく・れる【出し遅れる】 [動ラ下一][文]だしおく・る[ラ下二]1 出す機会をのがす。「返事の手紙を―・れる」2 きりだすのがおくれる。言いそびれる。「―・れてゐる中に吉田方より申し出して」〈浮・一代男・六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「出し遅れる」の意味・読み・例文・類語 だし‐おく・れる【出遅】 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]だしおく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙① 物を出すのにちょうどよい機会をのがす。出すきっかけに遅れる。出しそびれる。[初出の実例]「鎌盗人、〈略〉おのれが鎌の番はせずといひつのって、既に出しおくれてあらそひになりける」(出典:浮世草子・本朝桜陰比事(1689)四)② 言い出すのをためらう。言いそびれる。[初出の実例]「対決に出しおくれつつ支証なき手がらは終にかちし弁舌」(出典:狂歌・鼻笛集(1663)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例