出湯(読み)デユ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「出湯」の意味・読み・例文・類語

で‐ゆ【出湯】

  1. 〘 名詞 〙 地中から湧き出る湯。温泉。いでゆ。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「温泉(デユ)の村に雲と煙と、雨の糸を眺め暮してゐた」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石一一)

いで‐ゆ【出湯】

  1. 〘 名詞 〙 温泉。
    1. [初出の実例]「出湯(いでゆ)の在るところ、海陸を兼ねたり」(出典:出雲風土記(733)意宇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の出湯の言及

【笹神[村]】より

…五頭連峰は県立自然公園に指定され,新潟市,新発田市方面からのレクリエーション地となっており,93年には新潟ロシア村の一部がオープンした。山麓には歴史の古い出湯(でゆ)温泉(単純泉,39~42℃),今板温泉(純食塩泉,24℃),村杉温泉(単純泉,28℃)があり,観光開発も進められている。【佐藤 裕治】。…

※「出湯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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