出見浜(読み)イデミノハマ

デジタル大辞泉 「出見浜」の意味・読み・例文・類語

いでみ‐の‐はま【出見浜】

大阪市住吉区、住吉神社西側にあった海岸潮干狩りの名所であった。[歌枕
住吉すみのえの―の柴な刈りそね未通女をとめらが赤裳の裾の濡れて行かむ見む」〈・一二七四〉

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精選版 日本国語大辞典 「出見浜」の意味・読み・例文・類語

いでみ‐の‐はま【出見浜】

  1. 大阪府住之江区東部、住吉神社の西側にあった浜。古く、歌枕として広く世に知られ、潮干狩の名所でもあった。
    1. [初出の実例]「住吉(すみのえ)の出見浜(いでみのはま)の柴な苅りそね未通女(をとめ)等が赤裳の裾の濡れてゆく見む」(出典万葉集(8C後)七・一二七四)

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