出鹿郷(読み)いずしかごう

日本歴史地名大系 「出鹿郷」の解説

出鹿郷
いずしかごう

「和名抄」にみえるが高山寺本・刊本とも訓を付していない。他国にみえる出石・出部・出水の「出」は「伊都」あるいは「伊豆」であるので(同書)、「日本地理志料」の「伊豆之加」は妥当な訓であろう。

郷名の初見は平城宮出土木簡で「丹波国舩井郡出鹿郷曾(尼カ)里秦人□□(吾カ)米」とみえる。また「東宝記」に載せる天暦八年(九五四)五月一五日付太政官符は得度者四名を記すが、そのなかに「丹波福秀年卅八丹波国船井郡鹿郷戸主正六位上同姓継有戸口」がいる。鹿郷はおそらく出鹿郷の謂であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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