分担目録作業(読み)ぶんたんもくろくさぎょう(その他表記)shared cataloging

図書館情報学用語辞典 第5版 「分担目録作業」の解説

分担目録作業

複数の図書館などが作業の重複を避けるために協力し,分担して作業を行い,その責任と成果を分かち合う目録作業.共同分担目録作業ともいい,集中目録作業対語をなす.今日では,記述対象に対応する書誌レコード書誌ユーティリティの目録データベース中に存在しない場合,ある参加機関がオリジナル目録作業を行い,その成果を他の参加機関がコピー目録作業で利用することがその典型例とされる.なお,書誌ユーティリティにおける分担目録作業を円滑に進めるためには,一定水準を満たす標準的なレコードの作成や,すでに存在する書誌レコードの検索漏れを防ぐ各種検索機能,典拠コントロールを始めとする品質管理の仕組みなどが不可欠となる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android