分韻(読み)ぶんいん

精選版 日本国語大辞典 「分韻」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐いん‥ヰン【分韻】

  1. 〘 名詞 〙 漢詩の会で、あらかじめ韻の字を各自に分けておいて詩を作ること。
    1. [初出の実例]「分韻は、詩を賦するに臨みて、一百七韻を分つとも、又字を分って賦するとも、古語詩句を截て韻にするとも、其時の興に従ふ。分韻の法も多方也」(出典:詩轍(1786)四)
    2. [その他の文献]〔白居易‐花楼望雪命宴賦詩詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「分韻」の読み・字形・画数・意味

【分韻】ぶんいん(ゐん)

韻字を分かちあって詩を作る。「某韻を得たり」「某字を得たり」のように題することが多い。唐・白居易〔花楼望雪~〕詩 素壁聯題す、の句 紅爐飮して、杯を

字通「分」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android