分類不能結合組織病およびLung-dominantconnectivetissuedisease

内科学 第10版 の解説

分類不能結合組織病およびLung-dominant connective tissue disease(膠原病にみられる肺病変)

(8)分類不能結合組織病(undifferenciated connective tissue disease:UCTD)およびlung-dominant con­nective tissue disease(lung-dominant CTD)
 膠原病関節痛皮疹など多彩な徴候症状により特徴づけられるが,明確な診断には至らない初期段階を含めた結合組織病に対して,UCTDという概念が提唱されている.UCTD症例の多くはその後も特定の膠原病を発症しないと報告されている.間質性肺炎の存在を前提とし自己免疫機序を疑う症例をlung-dominant CTDとする診断基準が提唱されている.これらはIIPsを考えるうえで重要な概念である.[千田金吾]

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android