内科学 第10版 の解説
分類不能結合組織病およびLung-dominant connective tissue disease(膠原病にみられる肺病変)
膠原病は関節痛や皮疹など多彩な徴候と症状により特徴づけられるが,明確な診断には至らない初期段階を含めた結合組織病に対して,UCTDという概念が提唱されている.UCTD症例の多くはその後も特定の膠原病を発症しないと報告されている.間質性肺炎の存在を前提とし自己免疫機序を疑う症例をlung-dominant CTDとする診断基準が提唱されている.これらはIIPsを考えるうえで重要な概念である.[千田金吾]
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報