切匙・狭匙・刷匙(読み)せっかい

精選版 日本国語大辞典 「切匙・狭匙・刷匙」の意味・読み・例文・類語

せっ‐かい ‥かひ【切匙・狭匙・刷匙】

〘名〙
飯杓子(めししゃくし)の頭を縦に半切りにしたような形のもの。擂鉢(すりばち)内側などに付いたものをかき落とすのに用いる。うぐいす。せかい。〔日葡辞書(1603‐04)〕
浄瑠璃長町女腹切(1712頃)中「用意摺子鉢(すりこばち)・せっかい・摺子木(すりこぎ)しゃにかまへ」
一種の鉾(ほこ)薙刀(なぎなた)の小さなもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android