切断山脚(読み)せつだんさんきゃく

百科事典マイペディア 「切断山脚」の意味・わかりやすい解説

切断山脚【せつだんさんきゃく】

氷河地形一つ氷河におおわれない河食作用による谷は多少屈曲を有し,山脚は交互に組み合っている。ここに氷河が流入すると山脚の末端を浸食して三角形の急崖を作って山脚を切断する。これを切断山脚という。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「切断山脚」の意味・わかりやすい解説

切断山脚
せつだんさんきゃく
truncated spur

屈曲した河川に沿って成長した氷河が,河川に向って突出した尾根の先端部を断ち切って形成した地形。先端部の切り口は三角形の急崖をつくる。アルプスヒマラヤなど氷食作用が激しく行われたところに存在する。

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