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氷河地形 ひょうがちけいglacial landform

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

氷河地形
ひょうがちけい
glacial landform

氷河作用によってつくられる地形。氷河の融解水によって生じた地形を含めることもある。谷氷河の浸食作用によって生じる地形にはカール (圏谷) ,U字谷切断山脚懸谷,尖峰,グラートなどがあり,大陸氷河の浸食作用によって生じる地形には氷食平野,ヌナタクなどがある。氷食を受けた岩面には擦痕が残され,谷底には羊背岩と呼ばれる擦痕をもった円滑な瘤状突起群がみられる。海岸に発達するフィヨルドも氷食地形の一種。氷河の堆積作用によって生じる地形には堆石丘,ドラムリンエスカーなどがある。氷河地形は特殊な地形で,日本でも氷河地形は残されており,これによって過去の氷河の時代や規模を決定するのに役立っている。

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百科事典マイペディアの解説

氷河地形【ひょうがちけい】

氷食地形とも。氷食によって作られた地形。谷氷河ではカールU字谷などが,大陸氷河ではエスカードラムリンなどの地形が作られやすい。山地が,気候の寒冷化に伴って氷河におおわれると,まず雪線付近にカールが形成される。
→関連項目切断山脚

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうがちけい【氷河地形 glacial landform】

流動する氷河は岩盤を削り,岩屑を運び,堆積する作用があり,これらの作用によって形成される独特の地形をいう。個々の氷河地形については,北欧各地で使われている呼名がそれぞれの国で学術用語となっている。日本で氷河地形がみられるのは日高山脈や日本アルプスの山頂付近だけで,和名はほとんどない。そのため専門家は原語を用いることが多く,訳語にはいくぶん混乱がある。 氷河の流動は流水の10万分の1程度の速さしかないが,質量と粘性が大きいため地形をつくる力は強大である。

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