切石峠(読み)きりいしとうげ

日本歴史地名大系 「切石峠」の解説

切石峠
きりいしとうげ

宝珠山村宝珠山と田川郡添田そえだ落合おちあいを結ぶ峠。現在は斫石と書く。標高およそ六五〇メートル。県道添田―日田線が通る。東の釈迦しやかヶ岳(八四四・二メートル)と西の大日だいにちヶ岳(八二九・八メートル)のほぼ中間にあたる。「続風土記拾遺」に「切石峠を越て豊前国深倉を経て彦山へ行く捷径あり」とみえ、彦山から宝満ほうまん山に至る約八〇キロの修験道峰入道にあたる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android