切谷内村
きりやないむら
[現在地名]五戸町切谷内
五戸村の北東、五戸川の中流沿岸に位置する。東は上市川村、西は大森村・兎内村、南は志戸岸村、七崎村(現八戸市)に接する。当村の南の沢地に位置する藩政期の支村の大久木村は永仁五年(一二九七)の五戸郷検注注進状(新渡戸・岩大文書)にある「一おほさき 四たん」に擬定される。戦国時代には三戸南部氏の支配下に入り、名久井(現名川町)城主東政勝の所領であったが、元亀二年(一五七一)根城南部氏領に編入されたと伝える(「八戸家伝記」「南部八戸家系」南部家文書、「三翁昔語」)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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