切込み炭(読み)キリコミタン(その他表記)raw coal; unscreened coal; run-of-mine coal

デジタル大辞泉 「切込み炭」の意味・読み・例文・類語

きりこみ‐たん【切(り)込み炭】

採掘したままで、粉炭塊炭とが分別されていない石炭

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「切込み炭」の意味・わかりやすい解説

切込み炭
きりこみたん
raw coal; unscreened coal; run-of-mine coal

採掘したままの石炭。塊炭や粉炭が混っていて大きさがふぞろいであるうえ,不要の岩石分が混っている。そのため使用に不便であり,有効発熱量が低いので,大小いろいろの目のふるいを使って塊炭,中塊炭,小塊炭,粉炭など大きさ別にふるい分け手選あるいは水選などを行なって岩石を除去する。この作業選炭といい,選炭された石炭を精炭という。石炭統計上では,選炭する前の切込み炭の状態原炭という。

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