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精炭 せいたんclean coal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

精炭
せいたん
clean coal

切込み炭 (原炭) から廃石を分離し,粒度をそろえた高品位の石炭。用途および炭質により,原料炭 (コークス・ガス製造原料) ,一般炭 (おもに燃料用) ,無煙炭 (練炭・豆炭製造用) および煽石に分け,粒度により微粉炭 (3mm以下) ,粉炭 (1~3mm以上) ,小塊炭 (25mm以下) ,中塊炭 (25~37mm) ,塊炭 (38~50mm) などに分けられる。原炭から精炭を得る歩どまりは,市場の要求する精炭の発熱量,灰分などによって異なるが,60~90%程度である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

精炭
せいたん
coal products

選炭工程を経て無機物が除去された高品位の石炭。石炭を含む炭層は有機堆積岩(たいせきがん)であるが、堆積環境を反映して砂岩や頁岩(けつがん)などさまざまな岩石が混在する。このため、採掘されたままの石炭(原炭)は無機物(灰分)を通常15%以上含むことが多い。石炭の燃料的な価値を高めるためには無機物(灰分)の分離・除去が必要であり、炭質部と無機質部の比重差を利用した脱灰処理(選炭)が行われている。この選炭によって脱灰され燃料価値を高めた高品位の石炭が精炭(商品)となる。[荒牧寿弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の精炭の言及

【選炭】より

…狭義の選炭coal cleaning(cleaning of coal)は,原炭の中に含まれる石炭成分を不燃成分から分離するための主として機械的ないし物理的な操作を意味している。 選炭の産物として得られる高品質の石炭を精炭clean coalという。また中間品質の製品を二号炭middlingsという。…

※「精炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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