日本歴史地名大系 「刈地神社」の解説 刈地神社かるちじんじや 鳥取県:八頭郡佐治村苅地村刈地神社[現在地名]佐治村刈地佐治川南岸の字宮(みや)ノ前(まえ)に鎮座する。旧村社。祭神は武甕槌神・佐治四郎。境内に本殿・幣殿・拝殿・参籠殿がある。伝承によれば奈良春日社の分霊を勧請したという。古くから軍座(ぐんざ)大明神として広く信仰を集め、群佐羅(ぐんざら)大明神ともよばれる。苅地(かるち)村の産土神であった(因幡志)。貞和五年(一三四九)六月日の尾張重俊寄進状(因幡民談記)によると、「郡佐羅大明神」に佐治郷北方高山(たかやま)村の光国名田一反が寄進され、下地の経営には七郎太夫経正をあたらせ、毎年五月五日の祭礼費用を負担するよう定めている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by