刈地神社(読み)かるちじんじや

日本歴史地名大系 「刈地神社」の解説

刈地神社
かるちじんじや

[現在地名]佐治村刈地

佐治川南岸の字みやまえに鎮座する。旧村社。祭神武甕槌神・佐治四郎。境内に本殿幣殿・拝殿・参籠殿がある。伝承によれば奈良春日社の分霊を勧請したという。古くから軍座ぐんざ大明神として広く信仰を集め、群佐羅ぐんざら大明神ともよばれる。苅地かるち村の産土神であった(因幡志)。貞和五年(一三四九)六月日の尾張重俊寄進状(因幡民談記)によると、「郡佐羅大明神」に佐治郷北方高山たかやま村の光国名田一反が寄進され、下地の経営には七郎太夫経正をあたらせ、毎年五月五日の祭礼費用を負担するよう定めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android