刈干す(読み)カリホス

デジタル大辞泉 「刈干す」の意味・読み・例文・類語

かり‐ほ・す【刈(り)干す】

[動サ五(四)]草木を刈り取って日に干す。
「あの村の二三の家の軒先に―・してあった笹の葉は」〈藤村・嵐〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刈干す」の意味・読み・例文・類語

かり‐ほ・す【刈干】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 草木や海藻などを刈り取って日にかわかす。
    1. [初出の実例]「庭に立つ麻手(あさで)苅干(かりほし)布さらす東女(あづまをみな)を忘れたまふな」(出典万葉集(8C後)四・五二一)
    2. 「片岡の萩や刈ほす稲の端〈猿雖〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)下)

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