日本歴史地名大系 「初馬村」の解説 初馬村はつまむら 静岡県:掛川市初馬村[現在地名]掛川市初馬水垂(みつたり)村・安養寺(あんようじ)村の北に位置し、北東部に枝郷西山(にしやま)村がある。村内を初馬川が流れる。村内は上組と下組に分れ、上組は黒住(くろずみ)・谷川(たにがわ)・殿道(とのみち)・寺山(てらやま)・殿谷(とののや)・長老塚(ちようろうづか)、下組は中村(なかむら)・泉沢(いずみざわ)・河原屋敷(かわらやしき)・谷池表(たにいけおもて)・黒朴新田(くろぼくしんでん)・戸塚(とづか)・大谷(おおや)・北沢(きたざわ)・会下谷(えげのや)・堂司(どうじ)ヶ谷(や)からなる(掛川誌稿)。中世には小高(おたか)御厨に含まれていたとみられる。現川根(かわね)町慈恩(じおん)寺が所蔵する大般若経の巻四六二に、永和三年(一三七七)五月八日に「小高御厨初馬」の教円が旦那となり、浮木子比丘有広が書写したとの奥書がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by