別る(読み)アカル

デジタル大辞泉 「別る」の意味・読み・例文・類語

あか・る【別る/散る】

[動ラ下二]ちりぢりになる。ばらばらに別れる。
「人々―・れて、宿求むる」〈更級

わか・る【別る】

[動ラ下二]わか(別)れる」の文語形

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精選版 日本国語大辞典 「別る」の意味・読み・例文・類語

はか・る【別】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙わかれる(別)
    1. [初出の実例]「道の辺のうまらの末(うれ)に這ほ豆のからまる君を波可礼(ハカレ)か行かむ」(出典万葉集(8C後)二〇・四三五二)

別るの補助注記

( 1 )上代東国方言と考えられる。
( 2 )用例の歌の序詞の意から「波可礼」を「ハガレ」と読み「剥ぐ」の自動詞と解し、無理やりに引き離される意とする説もある。

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