デジタル大辞泉
「分れる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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わか・れる【分・別】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]わか・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 - ① 一つのものが別々になる。分離する。また、区分される。
- [初出の実例]「天地の 分(わかれ)し時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を」(出典:万葉集(8C後)三・三一七)
- 「風ふけば峯にわかるる白雲のたえてつれなき君が心か〈壬生忠岑〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋二・六〇一)
- ② 道や流れなどが、ある所からいくつかに分岐する。
- [初出の実例]「派 水出流也 美奈万太和加留也」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))
- 「したのおびの道はかたがたわかるともゆきめぐりてもあはんとぞ思ふ〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・四〇五)
- ③ 離れ去る。
- (イ) ある人やある場所から離れて立ち去る。別離する。また、縁を切る。
- [初出の実例]「たらちねの母を和加例(ワカレ)てまことわれ旅の仮廬(かりほ)に安く寝むかも」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三四八)
- 「けふより後、弓箭の道にわかれ候ひなむず」(出典:平家物語(13C前)一)
- (ロ) 死んで会えなくなる。死に別れをする。
- [初出の実例]「一世にはふたたび見えぬ父母をおきてや長く吾(あ)が和加礼(ワカレ)なむ」(出典:万葉集(8C後)五・八九一)
- 「わが身かくてはかなき世をわかれなば、いかなるさまにさすらへ給はむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
- ④ 区別がつく。差別ができる。差異が生じる。
- [初出の実例]「むらさきの色こき時はめもはるに野なるくさ木ぞわかれざりける〈在原業平〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八六八)
- 「中の品になん、人の心々、おのがじしの立てたるおもむきも見えて、わかるべきことかたがた多かるべき」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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