日本歴史地名大系 「利松住吉遺跡」の解説 利松住吉遺跡としまつすみよしいせき 広島県:佐伯郡五日市町利松村利松住吉遺跡[現在地名]五日市町利松 住吉八幡(やわた)川(河内川)と石内(いしうち)川の合流点より石内川沿いに約二キロ北上した東岸、標高二〇メートルの、舌状に延びた丘陵上にある。昭和四一年(一九六六)発掘調査が行われ、縄文式土器九三九点、石鏃六個などが出土。包含層は四層まで確認された。第一層は黒褐色マサ土で、中期・後期の弥生式土器、土師器に縄文早期の無文土器が混在して出土した。第二層は押型文土器を含む包含層で、同期の無文土器とともに石鏃・スクレーパーが出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by