刮目して待つべし(読み)かつもくしてまつべし

故事成語を知る辞典 「刮目して待つべし」の解説

刮目して待つべし

相手がどれくらい変化したかよく見ようと、待ちかまえること。

[使用例] 何年後か知らぬが再会を楽しみにしている。士別れて三日、刮目して待つべしという。そのときはおれも一かどのものになっているぞ[南條範夫*無頼武士道|1973]

[由来] 「三国志・呉書―呂りょ蒙もう伝」の注に引用された、「江表伝」に見える話から。二世紀の終わりごろ、後漢王朝末期の中国でのこと。教養があまりなかった呂蒙という武将は、主君に諭されて学問に励み、見違えるほどの教養を身につけました。昔なじみの魯ろ粛しゅくという武将がそれに驚くと、呂蒙は、「立派な男というものは、別れて三日経ったら、『当まさに刮目して相待つべし(目をこすってきちんと見直さないといけないものだ)』」と答えた、ということです。

[解説] このとき、魯粛が驚いて発したセリフからは、「呉下の阿蒙」という故事成語が生まれています。

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