制御格子(読み)せいぎょごうし

精選版 日本国語大辞典 「制御格子」の意味・読み・例文・類語

せいぎょ‐ごうし‥ガウシ【制御格子】

  1. 〘 名詞 〙 真空管陽極陰極の間にある網状電極。与えられた電位に応じて、陰極から陽極に流れる電子の量を制御する。制御グリッド

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の制御格子の言及

【電子管】より

…二極管は交流を直流に変える整流素子としてあらゆる通信機,計測器などに使われたが,70年以降半導体素子が使われている。
[格子制御管]
 (1)三極管 二極管の陰極と陽極の間に制御格子(グリッドgrid)と呼ばれる網状または格子状の電極を挿入したもので,陰極に対し陽極には正(小型管では数十~数百V),格子には原則として負(-数~-数十V)の電圧を与える。電子は格子の隙間を通り陽極へ流れるが,格子電圧のわずかの変化で陽極電流が大きく変化するため増幅作用をもつ。…

※「制御格子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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