刺子半纏(読み)サシコバンテン

デジタル大辞泉 「刺子半纏」の意味・読み・例文・類語

さしこ‐ばんてん【刺(し)子半×纏】

刺し子で作った半纏火消し法被はっぴなどに用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「刺子半纏」の意味・読み・例文・類語

さしこ‐ばんてん【刺子半纏】

  1. 〘 名詞 〙 刺子で作ったはんてん。火消しなどが用いるはっぴなどの類。
    1. [初出の実例]「刺子絆纏(サシコバンテン)も上に被(き)ておいでなされ」(出典五重塔(1891‐92)〈幸田露伴三三)

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世界大百科事典(旧版)内の刺子半纏の言及

【はんてん(半纏∥袢纏)】より

…主として房総地方の漁師が祝着として用いたものは万祝(まいわい)または大漁ばんてんといい,たけも長く,これに宝船,鶴亀などのめでたい模様を美しく染め出したものが多い。その他火消の用いる刺子(さしこ)ばんてん,陸尺(ろくしやく)(かごかき)の着る陸尺ばんてんなど,それぞれに職業的な特徴をもっており,形もさまざまである。【山辺 知行】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」