刺抜地蔵(読み)とげぬきじぞう

精選版 日本国語大辞典 「刺抜地蔵」の意味・読み・例文・類語

とげぬき‐じぞう‥ヂザウ【刺抜地蔵】

  1. 東京都豊島区巣鴨にある曹洞宗の寺、高岩寺俗称。慶長元年(一五九六江戸湯島建立、のち下谷(したや)に移り、明治二四年(一八九一)現在地に移転した。江戸時代、毛利家の女中が誤って針を飲み込み、この寺の本尊の延命地蔵菩薩の印像を飲んで助かったことから名づけられたという。とげぬき・厄除け・招福の地蔵として広く信仰される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android