刻骨(読み)こっこつ

精選版 日本国語大辞典 「刻骨」の意味・読み・例文・類語

こっ‐こつコク‥【刻骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 骨にきざみつけるように、しっかりと心の中にとどめて忘れないこと。
    1. [初出の実例]「願治之君子、志学之士、服膺刻骨、少間(しばらく)も勿失ば幸甚」(出典:敬斎箴講義(17C後))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐皇后紀上・明徳馬皇后〕
  3. 骨をきざむほどに苦心すること。深く自らを戒めて努力すること。
    1. [初出の実例]「而して其労心刻骨(コクコツ)は牧渓が舐筆輙成(しひつしゅせい)と仝日にあらず」(出典:詩文の感応力(1889)〈内田魯庵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「刻骨」の読み・字形・画数・意味

【刻骨】こくこつ

心にきざむ。

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