前代田村(読み)まえしろたむら

日本歴史地名大系 「前代田村」の解説

前代田村
まえしろたむら

[現在地名]前橋市表町おもてちよう一―二丁目・南町みなみちよう三丁目

北は城下相生あいおい町・片貝かたかい町、西は紅雲分こううんぶん村・宗甫分そうほぶん村、南は市之坪いちのつぼ村、東は天川原あまがわら村。前橋城下の町のうち町・連雀れんじやく町・たつ町・よこ町など七町は、天保一〇年(一八三九)の前橋惣町寺院等印鑑帳(松井文書)によれば、前代田村のうちと記され、これらの町々の成立となんらかの関連があると思われる。「郡村誌」によれば、当村は古くは田中たなかと称し、前橋城や市街の大部分を含み、勢多せた北代田きたしろた村に至る大集落であった。前橋城創築の時、民家を南北に分け、北を北代田、南を前代田としたと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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