相生(読み)あいおい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

相生
あいおい

徳島県中南部,那賀町南東部の旧町域。那賀川中流域にある。 1956年相生村,延野 (のぶの) 村,日野谷 (ひのたに) 村が合体して町制。 2005年上那賀町,鷲敷町,木沢村,木頭村と合体し那賀町となる。農林業が主で,特に茶の産地として知られる。花卉園芸も盛ん。那賀川総合開発によって日野谷発電所 (出力6万 1000kW) と川口発電所 (出力1万 1000kW) がある。

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デジタル大辞泉の解説

あい‐おい〔あひおひ〕【相生】

一緒に生育すること。
一つの根元から二つ幹が分かれて伸びること。また、2本の幹が途中で一緒になっていること。
相生挿し」の略。
相老(あいおい)」に同じ。

あいおい〔あひおひ〕【相生】

兵庫県南西部、播磨灘(はりまなだ)に面する市。天然の良港に恵まれ、造船工業地として発展。人口3.1万(2010)。

そう‐じょう〔サウジヤウ〕【相生】

《「そうしょう」とも》
そうせい(相生)
相性(あいしょう)がよいこと。また、相性。
「お俊は庄兵衛と相剋(そうこく)、彦右衛門と―なるべし」〈露伴・いさなとり〉

そう‐せい〔サウ‐〕【相生】

五行(ごぎょう)説で、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生じるということ。そうじょう。→相克(そうこく)

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大辞林 第三版の解説

あいおい【相生】

一つの根元から二つの幹が分かれ出ること。
相生挿し」の略。
相老あいお」に同じ。 「 -の祝言さへも/浄瑠璃・近江源氏」
いっしょに生まれ育つこと。 「高砂・住吉の松も-のやうにおぼえ/古今 仮名序

あいおい【相生】

兵庫県南西部、相生湾に臨む市。古くは内海航路の風待ち港。山陽道の宿駅。造船とその関連工業が発達。

そうじょう【相生】

〔「そうしょう」とも〕
五行説で、互いに他のものを生み出す関係。木が火を、火が土を、土が金を、金が水を、水が木を生むとする。 ⇔ 相克そうこく
相性あいしよう」に同じ。また、相性がよいこと。 「お俊は庄兵衛と相剋、彦右衛門と-なるべし/いさなとり 露伴

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

相生
あいおい

徳島県中南部、那賀(なか)郡にあった旧町名(相生町(ちょう))。現在は那賀町の東部を占める地域。旧相生町は、1956年(昭和31)相生、延野(のぶの)、日野谷(ひのたに)の3村が合併して町制施行。2005年(平成17)鷲敷(わじき)、上那賀の2町および木沢(きさわ)、木頭(きとう)の2村と合併して那賀町となった。那賀川中流域に位置し、地域の90%は山林で、住民の所有林が多い。東西に国道195号が走る。主産業は林業。特産は河岸段丘上に栽培される相生茶。日野谷、川口の両発電所が立地する。川口ダム湖畔には、もみじ川温泉がある。[高木秀樹]
『『相生町誌』(1973・相生町) ▽『相生町誌 続編』(2005・相生町)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

あい‐おい あひおひ【相生】

[1] 〘名〙
① 二つ以上のものが、いっしょに生育すること。また、並んで生育すること。
※古今(905‐914)仮名序高砂住の江の松も、あひをひのやうにおぼえ」
② 一つの根元から幹が分かれて生えること。また、二本の木が途中でいっしょに付いていること。また、そのもの。
※俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)北鯤独吟「今は更に連理の酌子枝朽ちぬ 相生の大根の様に覚えとあり」
③ (「相老い」と同音であるところから) =あいおい(相老)
雑俳・村雀(1703)「相生の種よ宮守の焼きかげん」
※雑俳・芥子かのこ(1716‐36)「相生をそっと見て置く斗り也」
浮世草子西鶴織留(1694)一「立花は池の方に相生(アイオヒ)迄習ひ」
[2]
[一] 謡曲「高砂」の古名。
[二] 兵庫県南西部の地名。明治時代末の造船所創設とともに造船工業地として発展。南部の海岸は瀬戸内海国立公園に属する。昭和一七年(一九四二)市制。

そう‐じょう サウジャウ【相生】

〘名〙 (「そうしょう」とも)
① 五行説で、木から火を、火から土を、土から金を、金から水を、水から木を生じるという、五行の運行に従って互いに他を生じること。そうせい。⇔相剋(そうこく)
※海道記(1223頃)豊河より橋本「水にうつる景は梢を逆(さか)さまにして木に相違せり。水と木とは相生、中よしときけども、移る影は向背して見ゆ」
② 人の生年を五行にあてて、その性が合うとすること。これによって男女の縁談などを定める。そうせい。
※浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)四「人のうへのよしあしは、人相・さうじゃう・生れ性」

そう‐せい サウ‥【相生】

〘名〙 =そうじょう(相生)〔李衛公問対‐中〕

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世界大百科事典内の相生の言及

【相性】より

…縁談においては後者による相性が問題とされることがあり,江戸時代ころからこの知識がひろまった。一般に木と火,火と土,土と金,金と水,水と木などの性は相生(そうじよう),水と火,火と金,金と木,木と土,土と火の性は相克(大凶)とされた。向かい干支(えと)として子と午,丑と未,卯と酉,申と寅,亥と巳歳も相生とされた。…

※「相生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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