代田(読み)シロタ

デジタル大辞泉 「代田」の意味・読み・例文・類語

しろ‐た【代田】

しろ掻きを終えて、田植え用意の調った田。 夏》「腰たるき百姓歩む―べり/誓子

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精選版 日本国語大辞典 「代田」の意味・読み・例文・類語

しろ‐た【代田】

〘名〙 田植え前の田。田植えの用意のととのった田。《季・夏》
万両(1931)〈阿波野青畝〉「提灯に水おとなしき代田かな」

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「代田」の解説

代田(だいでん)

前漢の武帝末年趙過(ちょうか)が考案した農法従来の広畝散播法(ひろうねばらまきほう)に対し,ウネを立てミゾに播種し,苗が成長するとウネを崩して土寄せする農法(畝立列条法(うねたてれつじょうほう))。ウネとミゾを毎年交替させるので代田と呼ぶ。この新農法は畝当たり1石の増収と労働力軽減をもたらしたという。

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普及版 字通 「代田」の読み・字形・画数・意味

【代田】だいでん

休耕

字通「代」の項目を見る

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