前取郷(読み)さきとりごう

日本歴史地名大系 「前取郷」の解説

前取郷
さきとりごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに訓を欠く。「日本地理志料」は「佐岐登利」と訓を付す。天平七年(七三五)閏一一月一〇日の相模国封戸租交易帳(正倉院文書)に、従四位下三嶋王の食封として大住郡埼取郷五〇戸、田一七八町二反三〇八歩とみえる。「延喜式」神名帳の大住郡四座の一に「前鳥サキトリノ神社」があり、当郷に鎮座した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android