前田利鎌(読み)マエダ トガマ

20世紀日本人名事典 「前田利鎌」の解説

前田 利鎌
マエダ トガマ

大正・昭和期の哲学者



生年
明治21(1888)年1月22日

没年
昭和6(1931)年1月17日

出生地
熊本県玉名郡小天村

学歴〔年〕
東京帝大文学部哲学科〔大正11年〕卒

経歴
大正11年東京高工講師を経て、昭和5年東京工大専門部教授となる。故郷の湯ノ浦温泉は漱石草枕」の舞台といわれ、上京後はしばしば漱石を訪れ、松岡譲ほか漱石の門人達と親しく接した。今北洪川、釈宗演らについて参禅し、平林寺印可を受け、槐蔭窟と称した。著書に「宗教的人間」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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